背景1
背景2
背景3
Status Bar

海ほたる鑑賞

夜の海に星が舞う—
この夏、奇跡を見に来ませんか?

海ほたるの夜景

夏の夜、粟島の静かな海岸に浮かび上がる小さな青白い光たち――。それは「ウミホタル」と呼ばれる神秘的な生き物が放つ、自然が生んだ奇跡のような輝きです。

ル・ポール粟島では、この光景を特別にご案内する「海ほたる鑑賞会」を、ご宿泊者限定・夏季限定でお楽しみいただけます。
海岸線に沿ってほのかにまたたくその光は、写真や映像では伝えきれない感動をもたらします。
夜の海で、ほんの数秒だけ現れるその幻想的な世界を、ぜひあなたの目で直接体験してください。

ご希望の方は、宿泊予約の際に「海ほたる希望」と備考欄にご記入ください。

  • 開催期間:6月~9月頃(夏季のみ)
  • 天候や海の状況により、安全を優先して中止となる場合があります。
  • 本イベントは、宿泊者様のみご参加いただけます。

※写真などでよく見るような、一面に広がる光の海は自然環境ではご覧いただけません。
実際の鑑賞では、スタッフの案内のもと安全に、そして生き物を傷つけないよう配慮しながら観察していただきます。
静かに波音に耳を澄ませながら、ほんの数秒だけ光る“命の灯り”を、ル・ポール粟島が丁寧にご案内いたします。

小さな命が灯す、本物の輝き。

「海ほたる」って何者?
正式名称は「ウミホタル(Vargula hilgendorfii)」。
日本近海に生息する夜行性の節足動物で、ミジンコやエビの仲間に分類されます。大きさはわずか3mm〜4mmほど。肉眼では見逃してしまいそうなほど小さな存在です。
なぜ光る?
ウミホタルの体内にある「ルシフェリン」という物質が酸化される際に、青白い光を放ちます。
これはホタルやクラゲにも見られる「生物発光現象(バイオルミネセンス)」で、外敵を驚かせたり、仲間と合図を送り合う目的があると考えられています。
光の演出は一瞬
彼らは日中、海底の砂の中に潜んでいますが、夜になるとわずかな刺激に反応して、光の軌跡を描きながら海中をすばやく移動します。
発光は数秒と短く、波打ち際で「パッ、パッ」と瞬くその光は、まさに儚くも美しい、自然が見せる奇跡の一瞬です。
研究材料としても注目されている
ウミホタルの発光物質「ルシフェリン」は、医療やバイオ研究の分野でも注目されています。
がん細胞の可視化など、将来の医療技術にも応用されており、小さな発光生物が人類の未来にも関わっているという事実は、まさにロマンそのものです。
見られる場所はごく限られている
日本でもウミホタルが見られる場所は非常に限られています。
光害のない静かな湾、波の少ない入り江、そして人の手が加わりすぎていない自然環境――
これらの条件が揃ってこそ、ウミホタルはその光を私たちに見せてくれます。
粟島はまさに、そのすべてを備えた「奇跡の海ほたるスポット」なのです。

よくある質問

  • Q:光はどのくらいの時間見えますか?
    A:ウミホタルの光は、ほんの一瞬です。刺激を受けることで発光しますが、数秒で消えてしまいます。その儚さこそが、見る者の心を打つ理由のひとつです。
  • Q:海に入る必要がありますか?
    A:いいえ、ご安心ください。鑑賞は波打ち際から行います。安全に配慮したガイドのもと、濡れることなく観察いただけます。
  • Q:子どもも参加できますか?
    A:はい。お子さま連れのご家族も多く参加されており、親子で一緒に感動を分かち合える貴重な体験としてご好評をいただいています。
  • Q:海ほたるはいつ見ることができますか?
    A:6月〜9月の夏季限定イベントです。ル・ポール粟島にご宿泊いただいたお客様を対象にご案内しております。
    ただし、ウミホタルの発光は自然現象のため、天候や海の状況によりご覧いただけない日もございます。あらかじめご了承ください。